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11.302018
【活動報告】中部経済同友会様に「スウェーデンの労働環境とその実態」のレクチャーを行いました

こんにちは!LIV INNOVATION 代表の吉澤です。
11月29日、ストックホルム中心部のホテルにて、私LIV INNOVATION代表の吉澤が、日本からスウェーデンへ視察でお越しの中部経済同友会様へスウェーデン社会についてのレクチャーを行いました。
「スウェーデンの労働環境とその実態」と題して、日本とスウェーデンの社会の仕組みの違いについて解説しました(60分)。
私がお話させていただいた要点は以下の通りです。
- スウェーデンでは、社会 ― 会社 ― 個人のパワーバランスが適切に取れていることにより、有給休暇をはじめとした各種権利の行使が現実的であること。
- 残業をせず、夏休みは1ヵ月も取っていて何故国民一人当たりのGDPで世界トップクラスを維持できるのかの解説。
- 日本とスウェーデンにおける、労組の在り方、役割の違い。
- 日本が今後、女性の社会進出や職場環境の改善に努めていく上で、スウェーデンのやり方から参考になるもの。
- 物価や税率が高い社会ではあるが、国民が幸せを大いに感じられる理由。
- スウェーデンの自動車産業における課題。
私が社会の制度や枠組みを説明した後に、近所に住む友人Monika Chrobak氏にも登壇してもらい、「スウェーデン社会で働く女性・母として、この社会についてどう感じているか」を述べてもらいました(30分)。
彼女の話した内容は以下の通りです。
- 具体的な一日の流れ、何時に出社し、何時に子供を迎えにいく等。家族の形態に合わせた柔軟な働き方。
- 育児休暇制度説明と実際に本人がどのように育休を取得したのか。
- 職場での育児休暇の取りやすさや、その間のタスクシェアの仕方。
- 子供が3人いる女性マネージャーを例に、3度の育児休暇を取りながら彼女がどのようなキャリアを構成していったか。
- ネガティブに感じていること。
- 余暇の過ごし方。
その後30分間、数多くの質疑をいただき、合計2時間のセッションは大変有意義な場になったと思います。
中部地方の建設会社、テレビ局、薬品メーカー、証券会社の取締役会長、社長、CEO等の方々へレクチャーをさせていただきました。
LIV INNOVATIONではこうしたワークショップ、セミナー、パネルディスカッション等の依頼を随時受け付けております。
こちらスウェーデンで行うことも可能ですし、年に数回帰国する際に日本で行うことも可能です。
過去にスウェーデン大使館、大学、各種イベントにて講演会やトークライブ等多数登壇実績がございます。
お気軽にtomoya.yoshizawa@liv-i.seまでご相談ください。
LIV INNOVATION代表 吉澤
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