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3.272019
【活動報告】NTTデータ経営研究所様より「キャッシュレス社会」について取材を受けました

昨日、ストックホルムへ視察でお越しになられたNTTデータ経営研究所様より、スウェーデンにおけるキャッシュレス社会の動向についての取材を受けました。
今回は日本に7年の在住経験がある、私のスウェーデン人の友人、Stefan Tegnhammar氏にも参加をしてもらいました。
主な要点は以下の通りです。
・代表吉澤自身の経験上、決済の95%がデビットカード
・代表吉澤がこれまで3年間のスウェーデン生活においてキャッシュを使ったのは2~3回
・クレジットカードはほとんど使わない
・個人間の送金はSwishというアプリで行う
・Swishは北欧の5銀行と政府の共同プロジェクトにより生まれたアプリである
・人口1000万人のスウェーデンにおいて、Swishユーザーは現在600万人以上になる
・地方、田舎でもキャッシュレスが進んでいる
・キャッシュレス社会ならではの新たな手口の犯罪は時折発生するものの、国民が不安を抱くレベルではない
・(吉澤の憶測だが)スウェーデンは1000万人という規模の国が故に、意思決定=選挙→政策実行が早くできる
・(吉澤の憶測だが)年代別人口の分布がフラットなスウェーデンでは比較的合理的判断に近付く
・ちなみにスウェーデンの選挙での投票率は85%を上回る。
私、吉澤は「日本の少子高齢化と投票率の低さが合理化社会へのブレーキとなっているのでは」と述べさせていただきました。また、決済アプリはお金に関するものなので、国民が不安を抱かないようにするには国が主導で銀行と取り組むべきであるともお伝えしました。
また、スウェーデンのキャッシュレス社会については先日公開されたForbesの記事でも触れています。
決済アプリはひとつだけ スウェーデンの楽々キャッシュレス生活